観光案内
カターニア
トュキュディデスによると、紀元前729年ギリシャの植民地として建設されたのが町の起源だとされる。この時代のものとしては紀元前5世紀に溯ると言われる古代劇場が残る。円形劇場とロトンダ、インディリッツォ、アキリアーネの温泉跡は、ローマ時代のものである。 1250年代にサボイア家のフリードリッヒ2世の命によりウルシーノ城が建設された。主な観光名所は、ドウオーモ広場、大学広場、エトネア通り、クロチーフェリ通りなどである。 また、町からさほど遠くない距離にはリビエラ・ディ・チクロピの海とオアシ・デル・シメトのどこにも引けを取らない自然美と景色が広がっている。
タオルミーナ
東に海を見下ろし、南にエトナ山を望む眺望明媚なテラスに広がる有名なリゾート地。コルヴァイヤ館や、ギリシャ劇場、ドウオーモ、サント・ステファノ公爵邸、ローマ劇場オデオンなどが見所である。
シラクーサ
紀元前730年に誕生した町は、数世紀もの間、敵国カルタゴ人、エトルスキ人、ローマ人対するギリシャ人社会の守備の要となった。 芸術の都としても花開いたこの都市は、歴史的にゆかりが深い名所や建築が多く残っている。 オルティージャ島から観光を始め、ドゥオーモ、ギリシャ劇場、考古学公園、カタコンペ、マニアチェの城塞、考古学博物館と進むとよいだろう。
ピアッツァ・アルメリーナ
ヴィッラ・ロマーナ・デル・カザーレにローマ時代のモザイク画が残っていることで有名な町。ローマ時代の習慣を伝承した、この「別荘」は紀元3世紀から4世紀にかけて建設され、1161年の土砂崩れで地中に埋まり、その姿を隠した。 1950年代、地中に隠されていた3500平方メートルものこのモザイクに再び光があてられたのである。